-公 表-
第42回技能五輪全国大会「情報ネットワーク施工」職種競技課題
情報ネットワーク施工競技課題は、以下に示す筆記課題、メタル配線施工課題、光配線施工課題及び構内配線施工課題の3つの作業から構成される。
筆記課題
以下の技術要素について筆記試験方式による課題審査を行う。
・ メタル配線施工作業に関する技術・技能
・ 光配線施工作業に関する技術・技能
・ 安全・衛生作業に関すること
・ 情報ネットワーク施工・設計に関する技術・技能
メタル配線施工課題
以下の要領に従って、競技ブースに新築住宅の隠ぺい配線工事の一部を行う。
・加入メタルは、保安器を通じ屋内へ引き込む。
・情報用分電盤を設置する。
・外壁から宅内に電話線および光ファイバを引き込む為に、壁面に穴あけ工事を行い、外壁には防雨入線カバーを取り付ける。
・情報用コンセントを設置する。
・光ファイバ引き込み用の通線チップを設置する。
・防雨入線カバー、情報用分電盤、情報用コンセント、通線チップの間に適切な配管・配線工事を行い、配線工事後に導通検査を行う。
・情報用コンセント、通線チップにはスイッチボックスを使用する。
・情報用分電盤内に引き込んだLANケーブルには、接続先の部屋名を記したタグをつける。
・施工チェック表に必要事項を記載する。
光配線施工課題
以下の作業を行う。
(1)FTTH配線作業
・ 架空クロージャから指定された線番を宅内(競技ブース)に引落とす。
・ 架空ケーブルの外被剥ぎ取りを行い、架空光クロージャを取り付ける。
・ 架空4心テープ心線と2心架空光ドロップ心線をメカニカルスプライス接続する。
・ 架空ドロップは屋外から屋内へ引込み用の穴を開け、宅内へ引き通す。
・ 架空ドロップとインドアケーブルの接続を、光成端箱を使用してメカニカルスプライス接続する。
・ インドアケーブルは宅内へ引き込み、通線チップに引き出す。
・ インドアケーブルの端末に現場組立SCコネクタを取り付け、終端する。
(2)光測定作業
・ 宅内に引き込んだ心線(2心)について可視光源による導通試験を行う。
・ 宅内に引き込んだ心線(2心)〜地下ケーブルの終端側までの線路損失測定を行う。
・ OTDRによる光線路試験を行う。
・ 試験成績書への記入を行う。
(3)地下クロージャ接続作業
・ 地下光ケーブルと架空ケーブルを融着接続する。
・ 地下光クロージャを、模擬台に取り付けること。
・ 気密試験は省略する。
構内配線施工課題
・ UTPケーブルによるパッチパネル側の成端作業を定められた数行う。
・ それぞれのケーブルは、適切な方法で整線処理を行う。
・ 地下光ケーブルをBD引き込み、別に定める心線番号の光ファイバ心線を、19インチラックエンクロージャ内でピグテール光ファイバと融着接続により成端する。
・ 19インチラックエンクロージャに取り付けられたSCコネクタのアダプタに光パッチコードを取付け、それらを(模擬)E/O変換機と接続する。
・ (模擬)E/O変換機とパッチパネルを、作成したパッチコードにより接続する。
・ BD−FD間の光配線を行う。
注:
(1) 競技課題の詳細については、競技前日の参加エントリー時に配布する。
(2) 競技課題は、原則としてこの公開された課題(技術要素)を含むこととするが、競技課題の内容を保障するものではない。
構内配線施工課題
・ UTPケーブルによるパッチパネル側の成端作業を定められた数行う。
・ それぞれのケーブルは、適切な方法で整線処理を行う。
・ 地下光ケーブルをBD引き込み、別に定める心線番号の光ファイバ心線を、19インチラックエンクロージャ内でピグテール光ファイバと融着接続により成端する。
・ 19インチラックエンクロージャに取付けられたSCコネクタのアダプタに光パッチコードを取付け、それらを(模擬)E/O変換機と接続する。
・ (模擬)E/O変換機とパッチパネルを、作成したパッチコードにより接続する。
・ BD-FD間の光配線を行う。
注:
(1) 競技課題の詳細については、競技前日の参加エントリー時に配布する。
(2) 競技課題は、原則としてこの公開された課題(技術要素)を含むこととするが、競技課題の内容を保証するものではない。 |